ウィークデイの作業中に節々が痛くなり、帰宅後体温を測定すると38℃を超えていた。
夕食後に再度測定すると38.5℃に上昇していて、今度は強い悪寒で震えが止まらなくなり、
もしや新型コロナに罹患したのではないかと不安に駆られ、
入浴もせずパブロンを一服し早々に床に着くことに決めた。
しかし一向に悪寒による震えは止まらないのに発汗が多く、
肩の凝りと何故か指関節の痛みを感じながら納戸(隔離部屋)にて就寝。
30分~1時間毎には目が覚め、都度体温を測れば38℃台を上下するだけなので、
明日朝測定し、同様であるなら会社を休んで病院に行くしかないと腹を括った。
苦痛により目覚めた4時に測定すると39℃台に突入し、いよいよコロナ罹患が濃厚となる。
食事は食器を用いないで済むお握りや、空き牛乳パックを利用した味噌汁も美味しく戴けている。
8時に会社へ休むことを連絡し、あとは予約した発熱外来11時まで、もう一眠りする事にする。
だが浅い眠りの中で、コロナと断定された時を色々考えてしまった。
衣食住の隔離と消毒(触れたもの全てにAQ水で噴霧とか)、家庭と職場への対応などなど。
 予約した発熱外来の時間に余裕を持たせ通院する。
高温によるフラツキは無いが、歩みを速めれば頭痛に響くのでユックリと歩いた。
病院のインターホンを押して通されたのは入り口傍の仮設スペースで半畳程度か。
問診票に記入し、こちらからPCRを願い出すべきかを考えていた。
(申し出の場合、PCRでは約¥22,000、抗体及び抗原検査ともに約¥8,000別途掛かる)
先生が来て症状を尋ねた後、ノドの観察のみで終わろうとした時に、
先生から念のためPCRを行うか打診が入り、早速お願いする事になった
(安い抗原検査のみと考えていたが、先生からの打診なのでPCR検査に保険が効いた)。
PCR法が最も確実だという。問題はこの先である。春雷伴う通り雨の最中外に出て待ってろとの事。
外と言っても通路なので屋根はある。
しかし病院の壁を背に3方が簡単な簾に囲われたスペースなので、
通り雨の飛沫も入ってくる有様だった。
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やがて長い綿棒を持ってやって来た医者は、外を向いていろと言う。
つまり背後から、感覚だけで鼻奥へ挿入するとの事だった(クシャミによる飛沫を警戒してか)。
一抹の不安を感じたが慣れたもので多少の痛みはあったものの、クシャミを伴う事は無く、
ほんの数秒の出来事だった。
病院での処方はこれだけで、PCRの結果は翌夕方に電話で知らせるが、
それまでこれを熟読するようパンフ(神奈川モデル)を貰う。
By分析S 6/25


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